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フルートの魅力についての講演会を終えて

 去る11月26日(月)所沢市民文化センターミユーズ第2展示室において所沢文化フォーラム主催で村松フルート(株)の村松明夫社長を招いてフルートの魅力についての講演会を開催しました。

 当日は、出席者総勢98名に達する参加を頂き、皆さんから大変好評を博する講演会となり関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 講演は、村松社長による同社の三代100年にわたる歴史の説明に始まり、会社説明からビデオを使用しての具体的な製造工程の詳細な説明に皆さんの食い入るように聴講されている姿が非常に印象的でした。

 とり訳製造工程の中でのリッププレートの製造、管に穴をあける作業、部品の接着等の細かな作業、又ガスバーナーを使っての温度調節を行いながらのハンダ付けの作業の説明には、同社の製品に対する自信の裏付けを垣間見る思いでした。

 更に、24K並びに18Kのフルートの実際に手の触れられる実物の展示もあり、参加者の皆様の真剣な眼差しがなんとも言えない雰囲気を醸し出していました。

休憩を挟んでの所沢三田会員のプロのフルート演奏家吉田雅信さんによる「七つの子」、「吉田正信氏アレンジによる…さくら」、「ハンガリー田園幻想曲」の3曲の演奏があり、透き通ったプロの音色に聴衆者の皆さんもすっかり魅了され、講演会に格調の高さとともに素晴らしい花を添える絶好の機会となりました。

 その後は、社長自身から今後フルートの発展、啓蒙更に地元への貢献に力を入れていきたいとの話で大いに盛り上がりました。


 最後に質問応答の時間が設けられ「なぜ村松フルートは愛されるのか」又「技術の伝承はどのように考えているのか」等色々な角度から熱心な質問が飛び交い、丁寧に詳細に質問に答える社長の姿に仕事にかける凛とした意気込みが感じられる素晴らしい講演となりました。

 尚、今回事前に予期しない吉田氏の演奏が、所沢三田会の組織力の一端を示すと同時に所沢フォーラムのPRにも大いに一役かって頂いたような気がします。

 所沢文化フォーラムでは、今後とも文化活動を通じて色々な催し物を企画、開催して極的に地元貢献を図って行きたいと考えています。

ついては、皆様方のご協力・ご支援を今後とも宜しくお願い申し上げます。

文章執筆 松尾 基昭 

写真撮影 岡田 充 

H P 編集 樋口 光男

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