所沢三田会の皆様には、日頃から所沢市社会福祉協議会の諸事業や運営に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
長引くコロナ禍の影響により、人々の交流の場や出会いの場が失われています。こうした中、所沢三田会の皆様には、障がい者をはじめ、高齢者やこどもたちに、音楽を通じて「心のケア」になればと企画いただきました。この「所沢チャリティコンサート」は、スポンサーのご協力もいただき、700名を超える方々がご来館されました。
慶應義塾大学混成合唱団と所沢市民吹奏楽団がコラボレーションしたフィナーレ「となりのトトロ」では、会場全体が手拍子でひとつとなり、演奏終了後は鳴りやまない拍手に会場が包まれていました。
来場者やスタッフの皆様にとって、この長引くコロナ禍であっても、音楽という芸術を通し、言葉には表せない心安らぐ豊かな時間を共有することができたのではないでしょうか。
また、本会では、「第5次地域福祉活動計画 in 所沢」の基本理念に「市民が一緒につくる!健やかに 自分らしく暮らせる 支え合う 心やさしいまち」と定め、日々取り組んでいます。まさに、地域に暮らす皆様の連携や協働により実現された心温まるコンサートでありました。市民ボランティアや本会職員も参加させていただき、このようなコンサートをともに作り上げることができたことは、大変意義深いことだったと感じております。
そして、ご来場された方々から募ったチャリティ募金は、全額「所沢市こども未来基金」にご寄付いただきました。市内ではこども食堂や学習支援、フードパントリーなど、57団体がこどもの居場所づくりに取り組んでいます。特にこども食堂については、コロナ禍により集まって食事することが難しくなったことに伴い、レトルト食品やパン、缶詰などを提供するフードパントリーへ活動を変化させている団体も出てきています。
いただいたご寄付は、これらのこどもの福祉に取り組む市民の自主的な活動支援の財源へ活用させていただきます。改めて、市民の皆様のあたたかいお気持ちに敬意を表し、深く感謝申し上げます。
これからも、所沢三田会の皆様をはじめ、市民の皆様とともに、誰もが住み慣れた地域で互いに支え合い、安心安全に生活できるよう、様々な困難を抱えた方々に寄り添い、きめ細やかに支援してまいります。
所沢三田会様の益々のご発展とご活躍をご祈念いたします。
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