令和元年12月6日(金)新所沢公民館5,6号室にて「東京オリンピック陸上400メートルは金メダルとれるか!!」というテーマで当会会員の杉本隆志氏を講師に招き講演会を開催致しました。
年末の開催ということで集客に少し気がかりな面がありましたが、当日は当会会員21名を含み、60名の参加者で会場はほぼ一杯となり大好評の裡に講演会を終えることができ参加頂いた方や関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
講演は、文化フォーラム副代表盛山さんの恒例の流暢な司会からスタートし、杉本氏の経歴に裏付けられた体験談、元陸連理事としてのリアルな情報又、科学的な分析手法・バトン技術と広範囲な角度からの話の展開で、軽妙な話しぶりと相まって参加者の皆さんの真剣に聴講されている姿が印象的でした。
中でも、綿密なデータ収集に基づいた「利得タイム」(総合タイム-個々の合計タイム)と言う概念を使っての400メートルリレー競技の説明は納得性があり大変興味深いものでした。なるほど日本は、走力だけでなくバトン技術で他国を上回り好成績を残していることが良く理解出来ました。又、選手個人それぞれに追い込み、先行等特徴があり走行の順番も大変重要であることも分りました。
ただ最近は各国特にライバルとなると予想されるアメリカ、カナダ、イギリスはリレーの力を入れてきていてこれまで以上に走力に力をつけないとオリンピックでの金メダルは難しいかも?との話もありました。
休憩を挟んでの後半は、期待できる陸上の種目とエピソードを交えた具体的な選手紹介では流石に当事者ならではの独自の観点からの話で今から東京オリンピックを見る楽しみが一層増してきました。
締めくくりは慶應OBと言うこともあり歴代の慶應出身のオリンピックの選手の紹介で講演会は終了しました。
所沢フォーラムでは今後とも様々な文化活動を通じて地元貢献を目指していきたいと考えておりますので、引き続き皆様方のご支援・ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
P.S
今回は講演会終了後更にオリンピックの直前にもう一度続編を聞きたいという声が上がるほどの大好評の講演会でした。杉本さん有難うございました。
文責:松尾基昭(S47経)
写真:南 博幸(S51法)
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