平成22年度の所沢三田会定例総会は去る6月5日(土)、午前11時より「獅子」西武ドーム店において、83名が出席して行われました。
慶応義塾からは塾員センター部長、蠣崎元章氏、近隣三田会からは東久留米三田会会長、久保秀文氏、同前会長、佐藤柳次郎氏、同副会長、野崎陽一氏の参加をいただきました。
総会で配布されました、資料(式次第、会員名簿・第2版、)は近々、総会に出られなかった全会員に郵送させていただく予定です。
平塚会長の挨拶、蠣崎部長の来賓ご挨拶のあと、平成21年度の活動状況ならびに収支決算報告が行われ、続いて平成22年度の活動方針案、収支予算案がはかられ、全員の賛同を受け承認されました。
平成22年度は会員間の交流と親睦を図るため既存の各種同好会活動の継続、ならびに新同好会立ち上げを予定しています。当三田会の活動資金である年会費は平成23年度より希望者に限り「年会費自動引き落とし」制度導入に向けて準備することになりました。
また、昭和52年から昭和59年卒業生を対象に新会員の募集案内を行い、会員数の増強を図ります。
今回、出席者のなかにはご夫婦揃っての参加が二組ありましたが、会則の一部追加改定が提案され、夫婦会員の場合は1名が会費免除ということになりました。(会則第10条、第2項改定)
以上、決議事項の承認をいただき、休憩を挟んで愛知淑徳大学ビジネス学部教授で所沢・小手指にお住まいの真田幸光氏(昭和56年 政卒)を講師にお迎えして「混沌の国際情勢下、日本の生きる道」と題した講演が行われました。
真田幸光氏は塾野球部に捕手として在籍した正真正銘の体育会系の方です。1時間15分の講演中、マイクを使わず、演台にも昇らず、背筋を伸ばし起立の状態で講演を行いました。
真田幸光氏は真田幸村のご子孫であり、講演中の立ち姿は戦国武将を髣髴させるものがありました。現在、真田幸光氏はNHK「クローズアップ現代」をはじめTV、ラジオの出演、新聞、雑誌等への寄稿多数のご活躍をなされている方ですが、卒業後は東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)に入行し、主としてアジア各国支店勤務後、愛知淑徳大学に転じられました。
永年のバンカーとしてのキャリアからアジア各国の生産現場を知り尽くしたエコノミストで、講演内容は説得力あるものでした。
午後の懇親会は昭和24年 工卒、長内義臣さんの乾杯のご発声で始まり、東久留米三田会、久保会長のご挨拶をいただいたあと、和やかに始まりました。
32年政卒の山本健さんの紹介で先ごろ新たに2名が会員となりました。63年文卒の鈴木哲さんに平成5年政卒の阿部理さん、ご両人には簡単な挨拶をお願いしました。
鈴木さんは元西武ライオンズの選手として活躍し、現在は国際担当スカウトとして活躍しています。阿部さんはプロバスケットチーム、埼玉ブロンコスのアシスタントコーチで身長2メートルを超えます。埼玉県のプロスポーツ球団から2名の塾員が正式に当会の会員になったわけです。
今年2月に行った新年会より、テーブルの着席を卒業年次順から、くじ引きによる着席に変更し、年代を超えた交流をはかったところ、おおむね好評でした。
今回も同様の方法で席次を決めさせていただきました。同好会に参加している方は特に親密度も深まり話が弾んでいた様子でした。
終了予定を30分オーバーしてもなかなか席をたとうとしないテーブルも見受けられるほどの盛会でした。
会も終わりに近づき、応援指導部の音頭で恒例の「丘の上」と「若き血」を合唱しましたが、宿敵、早稲田をくだして11シーズンぶりに優勝した直後の「丘の上」合唱はひときわ感慨深いものがありました。
最後は竹下副会長の挨拶で所沢三田会定例総会はつつがなく終了いたしました。