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        水球だ!②

  • tokorozawamitakai4
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:1 日前

 関東学生水球リーグは毎年水泳シーズン初頭に行われてきた。ここでの順位は近年実業団の台頭もあるが、伝統的に国内水球チームのランク付けとして評価されてきた。大会主催は学生であり学校のプールで行われ、応援観客はほとんど関係校で占められる。コロナ期を経て、今年も5月18日地元所沢早稲田プールで行われた。塾チームは1部8校に位置し、前週から対早大、明大、日大に3連勝し、Aクラス上位を目指す勢いに乗っていた。そして今日三十数名からなる我が塾水球部員は、ここ所沢にて好敵専修大に対し、勇躍決戦をいどむ。


 試合は当初互角に進んだ。


攻撃で敵の反則を防ぐ動作は、再三にわたりこちらの反則とされ、それをきっかけとした不運な失点によりリードを許した。他のボールゲームも同じだが、今全員攻撃全員防御が定番となっている。水球の場合泳ぐ力、スピード、格闘力が攻守切り替えに大きく影響する。この力はスタミナに支えられ、体力勝負となる。そこを土台として、水面上の球の取り合いとなる。全力での泳ぎの繰り返しが延べ1時間ほど続く中、疲労が溜まるほど身体が沈み、勝負力が衰える。試合後半で大差がつくことが多い理由である。

     (写真はスライドショーになっています。)

今回のゲームは、中盤まで互角以上に戦い、白熱した良い試合であった。しかし、初戦のハンデを超えるには至らず、最終局面を迎え、次第に泳力で差がつき始め挽回できず。4ピリオドで力尽き11対15と言う敗戦となった。


 塾選手のプレイは荒けずりな面はあるも基本に乗っ取ったしっかりしたものであった。ゴールキーパーの反応は見るべきものがあり、頼もしく感じた。また6番をかぶった上岡くんは、左腕から巧みなコントロールで、新人ながら4点を上げ、大器のいぶきを見た。全体にディフェンスは2番片岡くんを中心として硬い守りを見せていた。残念ながら攻撃の動きは終盤疲れからか活発さにかけ、ゲームが止まり、ボールパスの投げる所がなくなった。またこれを補うミドルシュートは全試合中1本もなく錬磨が待たれる。ただ全体に動き回るシステムは見事に乗っており、これが塾チームかと見直す域に来ている。疲労と泳力のすり合わせ、もう一つは審判の笛傾向を見極めた理知的な反則取得の駆け引きなどに気をつけていけば、リーグ残り3試合にて好成績を収め、Aクラス上位を確定できると信じられる。


 今回、応援はかつてないほど盛大であった。選手に力を与えたと思う。特に選手父兄の方々が多数、それも遠く、長崎や石川からも足を運んできていただいたことに感服した。我が所沢三田会は今回急な連絡であったため、少人数であったが、今後例年の定番として、なるべく大勢で学生を応援してあげたいと思う。三田会本来の意義にも叶う。


 例年応援に来ている松尾会員が「ここに来ると何故か元気をもらえる」と言っている。選手の力はある意味我々にも乗り移るのではないか、プールサイトで水しぶきを浴びながらまぢかに応援し、選手と会話し、励ましてるうちに一体感が出てくる気がする。これは大観覧席の競技場では得られないものである。


 リーグ試合は今後6月にかけて3試合を消化した上、最終順位戦は慶應日吉プールで行われる。



学生諸君 がんばれ❗️

                             山本 健(S32政)

                             岡田 充(S42商)

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