歴史研究会の7月例会は新所沢公民館での座学と所沢パークホテル内「マルコポーロ」での暑気払い懇親会の2本立てとなった。 出席者は座学が13名、暑気払いが15名と盛況であった(人数が多い為、個人名略)。
座学においては、会員の青島さんのご友人(小学4年生からの)の野萩(のはぎ)様をお招きし、「江戸城と街道」をテーマに講演をお願いした。 街道の重要性を信長、秀吉、家康の例を上げられ、ロジスティックスの面から解説された。 街道の整備が、天下人に成り得た重要な要素であったと良く理解することが出来た。 また、参勤交代の事例を具体的に述べられ、大名行列の運行スケジュールの管理の大変さを知ることが出来た(各大名の行列で街道はラッシュ状態、1日遅れると宿が確保出来ない)。ちなみに、最大の行列人数は皇女和宮の2万人とのこと!(加賀百万石は3千人)
野萩様の語り口が話しかけるような、親しみやすい口調であった為、聞き手もその都度質問や意見を述べやすく、座談会のような良い雰囲気となった。活発な質疑応答の結果、 予定の60分を大きく超える90分の講演となり時間がおした為、本題の江戸城について 駆け足なってしまった。江戸城については、秋の例会で野萩様に実際に現地でお教えいただくことを予定している。 非常に有意義で、歴史研究会の名に相応しい近世の歴史が学べた講演であった。 最後は、感謝の意味を込めて拍手で野萩様の講演を終えた。
暑気払いの懇親会は、ところを所沢駅前の所沢パークホテル内の「マルコポーロ」に移し、大出会長、新入会員の南さん(S51法卒)、伊藤さん(S51経卒)を含め15名 の参加となった。竹下前会長の御尽力により貸し切り、飲み放題3,800円(税込み)の大変コスパの高いプランが可能となった。飲み放題であったが、皆さんの注文される飲み物は大半が赤ワインであり、焼酎、ウィスキーに出番なし。やはり、皆さん、健康を気にされているようです。
宴も半ばとなり、一人ひとりの近況報告のスピーチを行った。各自、最近の出来事や感じること、趣味の話をしていただいたが、そのあとの質問タイム、ツッコミが長いこと、 長いこと、全員が話終えるまで優に1時間以上を費やした。このスピーチマラソン(?)の結果、予定の終了時間を大幅にオーバーしたが、出席者相互をより身近に感じられた楽しい懇親会となった。 最後はカラオケにより「若き血」を熱唱し、気持ち良くお開きとなった(午後8時半)。
p.s.岡田さんが懇親会の帰路、撮影された西武車両工場跡から高層マンション群を望む素晴らしい写真を添付致します。再開発前の貴重な風景です。
(記録:山本 倫博)