10月度の例会は10月4日(水)、横須賀に赴き軍艦クルーズの遊覧、戦艦三笠の見学を行った。
参加者は9名(敬称略、竹下、小野、田中、黛、岡田、柿原、伊藤、南、山本)。
午前10時半に京急横浜駅に集合、京急で約30分汐入駅下車、軍艦クルーズ乗船までの間、近隣のヴェルニー公園を散策する。我々とよく似た熟年男性グループが多く、我が会員もそのそっくりグループに合流しかけたほど...。
12時軍艦クルーズ出港、2階デッキの良く見える場所を確保し、各自カメラを構える。 女性解説員の軽妙な説明を聞きながら、自衛隊が誇る巨大ヘリ空母「いずも」(全長250m、一度に5機発進出来る)に始まり、イージス艦、護衛艦、掃海艦、潜水艦が次々と現れ、いやが上にも興奮が高まる。
多くの甲板上に自衛官が並び、笛を吹く練習を行っており、あたかも我々を歓迎しているように見え、手を振って応える(笛を一人前に吹けるには相当な練習が必要であり、昼休みを返上して練習しているとのこと)。
また、南極観測船「しらせ」、退役した木造の掃海艦、オーストラリア海軍の潜水艦などめずらしい艦船も見られた(「しらせ」は年間2か月程度しか停泊していないとのこと)。 約45分のクルーズの間に日米合わせて25隻の艦船を見ることが出来、女性解説員曰く、「今日はラッキーな日」だそうです(米空母が見られなかったのは残念)。 (※)イージス艦豆知識:見分け方は艦橋の前後に4枚の六角形の鉄板が貼られている。 その中にレーダーが装備され一時に200以上の目標を追尾出来、10以上の目標を破壊出来る。一艦約1400億円。
昼食は歩いて10分程度の通称どぶ板通りにあるネイビーバーガーと海軍カレーの専門店「tsunami(ツナミ)」でいただくことにした。
何故か居酒屋風の座敷に通され、全員海軍カレーを注文、一部の方はフィンランド発の「東郷ビール」を飲まれた(現在は日本 で生産)。海軍カレーのお味はまずまずといったところ(普通の味?)。
食後、歩いて10分程度の三笠公園にある戦艦「三笠」の見学に向かった。公園中央には東郷元帥の銅像と「天気晴朗なれど波高し」の碑文、旭日旗がはためき、戦艦三笠への期待が高まる。
現在の「三笠」は復元艦であるが、大砲や艦長室などの船室が精巧に 再現され、また資料室やビデオルームもあり十分に当時の姿を思い起こさせてくれる。
とくに、皆の興味を引いたのは日本海海戦のシュミレーターゲーム。若い頃に戻り、必死にボタンを押してバルチック艦隊を撃破、見事勝利をおさめた。
予定の見学時間の1時間を30分オーバーし、午後3時半過ぎに三笠を後にした。
帰りは横須賀中央駅まで徒歩15分、京急→湘南新宿ライン→西武池袋線を乗り継ぎ、午後6時前に所沢に到着した。
多くの日米の軍艦を見て現在の国防の在り様を垣間見し、戦艦三笠では「坂の上の雲」で えがかれた明治の人々の日本の未来への気骨、気概を感じることが出来た有意義な一日でした。
南極観測船「しらせ」。南極から戻った当初は砕氷の為、傷だらけの状態とのこと。現在は次の任務の向け、修理、塗装がなされた美しい姿であった。
戦艦三笠の主砲2門。さすが迫力がある。
軍艦クルーズ船のデッキでの一枚。10月初旬といえども、海上は寒かった!
海上自衛隊の潜水艦。基本、普段の生活もこの狭い艦内でおくるとのこと。
自衛隊艦船3隻が整列しためずらしい光景。
イージス艦。日米合わせて6~7隻は停泊していた。艦橋に貼られた六角形の鉄板が目印
甲板に整列して笛を吹く練習を行う自衛隊員。直立の凛々しい姿勢が頼もしい。
三笠公園での一枚。東郷元帥像と旭日旗が決まっている。
我々が乗船した軍艦クルーズ船、満席状態。事前予約が必要。
昼食をとった「tsunami」の店先での一枚。米軍兵士も店先で順番待ちしていた。
戦艦三笠の甲板での一枚。若干、ベタだがいい記念となった。
(記録:山本写真:岡田、南)