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歴史研究会11月例会の報告


歴史研究会の11月例会は「皇居を訪ね、江戸城を楽しむ」をテーマに、皇居内の参観、江戸城跡地の探訪を行った。

参加者は当会員11名(竹下、小野、盛山、新倉、田中、黛、稲村、伊藤、柿原、青島、山本、敬称略)と案内をお願いした野萩様の計12名となった。

午前9時30分、皇居参観専用入口である桔梗門に集合(都営三田線大手町駅から徒歩450m) 同10時、参観許可書(※)と参加者リストを提出し、厳重な持ち物チェックを受けて入城、休憩所になっている窓明館で諸注意を聞く。そこには、200人前後の参観者がおり大盛況、早めの予約を行っておいて良かった。 (※)宮内庁のホームページで申請を行い許可書を取得する。定員があるので早めに。

皇宮警察の係員の案内で、富士見櫓→宮内庁庁舎→宮殿東庭の順に参観した。富士見櫓は櫓としては大きい3層16m、石垣が15mあり天守閣に匹敵する勇壮な姿であった。宮殿東庭は皇族方が新年と天皇誕生日に一般参賀を受けられる広大な広場であり、最大2万人が収容出来るとのこと。

周りの木々が色付き始める時期であったが、この広い場所に落ち葉一つない徹底的な管理には驚かされる。 その後、皇居の象徴である二重橋(正式には正面鉄橋)を渡り、皇居の内側から皇居前広場、眼鏡橋を見下ろした。ビルの間から新幹線が垣間見え、大都会の真ん中に皇居があることを実感した。

二重橋をUターンして豊明殿、紅葉山の横を抜け、山下通りを下り元の桔梗門に戻り、午前の参観を終えた。

昼食は桔梗門から徒歩7~8分にあるKKRホテル12階にあるレストラン「芙蓉」でとった。

全員パスタランチをオーダーし、ビール、ワインを注文される方もおられた。デザートのケーキ等はビュッフェ形式で食べ放題、コーヒーもお替り自由。それで税込み1,620円(ビール等の飲み物は700円)と非常にコスパの高いレストランと言える。

ゆったりとしたシート、眺望も良くランチスポットとしておすすめ出来る場所であった。

午後の部は、野萩様の案内により皇居東御苑の探訪を行った(こちらは事前申請不要)。 大手門から入城し、説明を受けながら三の丸から本丸へと進んだ。3か所ある番所の違い、石垣の積み方の違い(切込接ぎ、打込接ぎ、野面積)、枡形による防御等を学んだ。 また、途中多種多彩な植物が植えられており、歴史に興味がない人にも植物鑑賞の場所として楽しめる。 本丸の天守跡地に登り、野萩様から大奥、中奥(将軍の住居)、表(政務をとる所)のあった場所の説明を受け、当時の将軍の生活に思いをはせた。

(天守閣の豆知識) 天守閣は明暦の大火(1657年)で焼失し、その市中復興を優先させた為再建されなかった (当時の天守閣は5層6階高さは44mあったと推測されている、姫路城は31.5m)。現在、再建の動きもあるが、木造で作ると400億円程の費用が掛かる為、進んでいないとのこと。

本丸から梅林坂を下り、各都道府県の木が植えられた道を抜け二の丸庭園に向かう。典型的な池泉回遊式の庭園を廻った後、平川門へ出て、午後3時探訪を終えた。

今回は午前、午後合わせて5キロ強の行程であった。まるで、ウォーキング会のようで あったが、天候にも恵まれ、皇居の中にあるすがすがしい空気の中、江戸の歴史と皇居を 知る充実した一日であった。 (記録:山本)

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