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平成31年(2019年)の所沢三田会新年会を終えて


平成最後の所沢三田会新年会が、平成31年2月3日(日)会場ベルヴィザ・グランで来賓7名、会員69名の合計76人の参加者を集め、第1部講演会・第2部昼食会の構成で盛大に開催されました。

 中原幹事長の司会で、恒例の塾歌の斉唱でスタートし、大出会長の挨拶から開会が挙行されました。

挨拶は、昨年度10周年を迎え更に今後の10年に向けて前進していきたい事、10周年記念として記念誌を作成した事、平塚初代会長他7名の創立時の努力への感謝並びにその後の同好会の充実・文化フオーラムの地域への浸透等順調に進んできていること等が内容となっていました。

第1部の講演会は、AIのトップ研究者の慶應義塾大学理工学部教授山口高平氏を招き演題”最新AIと社会への影響”というテーマで講演して頂きました。

 今まさにデジタル社会やロボットと言った最先端を行く話題に合致し大変注目される講演会でした。

 内容的には、一時期低迷していたデープラーニングという手法が、GAFAを中心とする民間企業が牽引役となり、AIの研究が著しく進歩し現在第3回目のブームを迎えている状況ある。国別では、中国が巨額投資から台頭が目覚ましい。日本も今夏イノベーション計画を発表する予定。

 AIは大きくは、知識系とデータ系の二つに分けられるが、分野別では5つ(1.ゲーム型、2.視覚運動型、3.予測型、4.会話型、5.問題解決型)に分けられる。

各分野のそれぞれで、AIが人間の知能に迫り又、凌駕する状況になってきている。

AIの進展により便利な社会の到来が予想されるが、一方人の雇用機会が失われる等の社会的議論も出てきている。

 こうした中で、AIと人との関係をどのように捉えて行くかは大きなテーマである。大事なことは、人とAIを二項対立的に捉えて行くべきではなく協働という観点から新しい未来を考えていくべきとの趣旨の講演がなされました。その後AIに関する検証、教育問題等の質問がされ総じて大変充実した講演となり、最新のAIの現状を知る上で恰好の機会となりました。

昼食並びに歓談を挟んで第2部は、篠塚副会長の司会進行で、英語会の山本さんのハッピーニューイヤー!の乾杯の音頭で始まり、塾本部からの北村課長の最新の話題、入学試験の状況・関連等の報告や東久留米、東村山、奥武蔵の近隣三田会の代表による一言挨拶がありました。

その後、各部門の報告に移り、先ず新倉文化フオーラム事務局長の第4回落語を楽しむ会と第10回所沢ファミリーコンサートの案内や10周年記念誌刊行に伴う編集リーダー松尾からの刊行報告と御礼の挨拶並びに新入会員の本山氏(H24院卒)と石橋さん(S51商)の紹介がありました。

続いて、飛び入りの美沢さんと北海道から遠路参加頂いた神山さんの挨拶の後、岡田文化フオーラム副代表のリードによる連合三田会の賞品を還元するじゃんけん大会も企画され、会の盛り上がりに花を添えました。

最後は、甲田幹事のリードによる若き血と丘の上の大合唱に続く“いいぞいいぞ10周年”での締め、並びに稲村副会長の閉会の辞で無事平成最後の新年会は、お開きとなりました。

文章執筆

・松尾 基昭

写真撮影

・南 博幸

・樋口 光男

・若松 光太郎

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