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歴史研究会4月例会の報告

  • 2018年4月4日
  • 読了時間: 3分

歴史研究会の4月例会は桜の時期ということもあり、王子飛鳥山のお花見と山上の博物館めぐりをテーマに行った。

参加者は14名(竹下、一色、田沼、小野、柿原、田中、新倉、黛、柳、青島、稲村、伊藤、南、山本)と本年度スタートを飾る盛況な例会となった。

午前10時20分にJR大塚駅に集合、都内唯一の都電に乗って王子方面に向かう。乗車15分で飛鳥山駅で下車、標高25.4mの飛鳥山に向かう。歴史ある桜の名所であるが、今年は満開時期が1週早く残念ながら葉桜見物となってしまった。その中で、遅咲きの八重桜などを捜しながらお花見気分をちょっぴり楽しむことが出来た。

お花見(?)を早々に切り上げ、午前11時前、公園内に3館ある博物館の見学を始めた。

1番目は「紙の博物館」、王子は洋紙発祥の地であることからこの地に博物館ができたとのこと。紙の歴史、紙の原料・製造過程、また現在のリサイクルの状況などの解説や模型の展示がされていた。紙業関係の会社の新入社員が熱心にメモしているのが印象的であった (当会員は頭のなかにメモしていたと思うが?)。

2番目は北区飛鳥山博物館、区立の博物館とは思えない立派な建物と充実した展示内容であった。常設展示では縄文時代から江戸時代の歴史がレプリカ、模型、映像で分かり易く解説されており、しばし見入ってしまった。とくに、王子周辺が海辺であったことを示す貝塚の貝層標本や江戸時代の花見の様子を映像化したビデオは興味深かった。

最後は今回のメインとなる渋沢(栄一)史料館、学芸員の永井様に案内をお願いし当史料館の成り立ち、渋沢栄一の思想、業績についての説明を受ける。その後、年代別に分かれた各ブースを自由に見学しながら、随時永井様に質問して知識を深めることが出来た。 渋沢栄一が勤王の志士から幕臣(一橋慶喜の家臣)、大蔵省の官吏から民間会社の経営者 そして社会事業家へと変遷していく様が良く理解出る展示であった。 渋沢史料館の向かいにある栄一が実際に使っていた大正期の建物、「晩香盧」「青淵文庫」 (ともに重要文化財)にも立ち寄り、午後1時過ぎに博物館巡りを終える。

昼食は王子駅前の居酒屋「半平」でとる。お昼の定食とビールをいただく。新入会員の田沼さん(S38法)と柳さん(S42経)から自己紹介をして頂き、また当会の29年度決算報告も行った。

昼食を終え、2時過ぎより午後の部をスタート。約5分歩いて安藤広重の名所江戸百景「王子装束ゑの木大晦日の狐火」で有名な装束稲荷神社を訪れる。

その昔、大晦日になるとこの神社の榎のもとに狐が集まり白い装束を整え、王子稲荷までお参りしたとの伝承がある(現在大晦日にその行列を再現、白い装束・メイクを行い一般参加も可)。

我々もこの行列のコースにならい王子稲荷まで歩く(約15分)。王子稲荷は規模は小さいが千年の歴史がある由緒正しい社である。お参り後、近くの「名主の滝公園」に向かう。

江戸時代末期に王子村の名主、畑野氏の庭園として造られ、現在は東京都が整備して公園となっている。残念ながら4つの滝の内、一番大きい男滝のみ水が流れている(落差8m)。

4月例会の締めくくりとして王子駅近くにある王子神社に向かう。王子神社は東京十社に数えられ、中世より熊野信仰の拠点となった格式高い神社といわれている。

参拝の後、当地にて解散となった。各自、お好みの交通機関で帰路に就く(JRあり、地下鉄あり、都電、バスもとアクセスは大変便利‼)。

今回の例会は博物館3館、神社3社と盛りだくさんの内容になったが、訪問先を詰め込み過ぎた為、じっくりと見学出来なかった部分があり次回例会への反省としたい。

(写真:南 記録:山本)

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