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ひより農園と山宇農園ソーラーシェアリング発電所見学会報告

”農“を楽しむ会 中原幹男

2020年8月31日(月)、会員8名と特別ゲスト東京農工大淵野名誉教授合わせて9名で、本山会員(H24院卒)が経営されている飯能市“ひより農園”見学会を行いました。また、午後からは私、中原が副代表を務める(社)所沢市民ソーラーの山宇農園ソーラーシェアリング発電所を8名で見学しました。

“農”を楽しむ会はメンバーそれぞれが、トコトコ農園、市民大学ファーム、山田ファーム、個人借り農地などで野菜栽培を楽しんでいます。今般、同好会としては初めての試みとして本行事の実現に至りました。本山さんを所沢三田会に入会勧誘していただいた竹下さんはじめ、見学を快く受け入れていただいた本山さん、企画に参加していただいたみなさん、お忙しい中急遽ご参加いただいた淵野先生に御礼申し上げます。

◆ ひより農園見学

ひより農園圃場    本山さんの説明     メッツアビレッジ前集合

 本山さんは人材派遣会社を経営する傍ら、現在17か所1.8haの耕作放棄地を借りて7名の従業員を雇用し、無農薬で栽培した野菜を、宮沢湖メッツアビレジの直営ショップ“ベジタワー”や、丸広百貨店などで販売されています。

 耕作放棄地の活用を事業方針とされており、“圃場”復活が大仕事です。見学した圃場はまさに“開拓地”で、耕作中の畝の外は、2、3メートルにも達する雑草雑木の“繁み“でした。手ごわいのは雑草だけではなく、イノシシやアライグマ、ハクビシン、カラスなど害獣との戦いでもあります。今年は、トウモロコシが収穫直前に荒らされてしまったとのことでした。経営の責任者として様々な難題・課題があると思われますが、是非とも成功されるよう祈念いたします。

◆ 山宇農園ソーラーシェアリング発電所見学

 メッツアビレジで昼食会を行った後、下富の山宇農園に向かいました。山宇農園発電所は、所沢市民が再生可能エネルギーの普及を目指して集まり、2019年12月に発電を開始した市民によるソーラーシェアリング発電の第1号発電所です。江戸時代から12代続く山宇農園の山﨑さんにも法人に参加していただき、ソーラパネルの下では、キクイモ、やまわさび、地ばいトマトが栽培されています。

 見学したみなさんには、パネルの高さが高く圧迫感が全くないこと、パネルが20度斜めになっているので、4対6以上に空が広がって見えること、それなのに日影で暑さが防げることなどなど、ソーラーシェアリングのメリットを十分に感じていただいたようです。また、これなら景観に違和感がないとの評価もいただきました。

来て見て感じることが大事で、私も今回の企画が実現できて大変良かったと思っております。 多謝

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