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所沢三田会に入会して 岩坂 保明(S51商)

所沢三田会の皆さま、本年入会致しました岩坂保明(イワサカヤスアキ)と申します。今回、自身を紹介する機会を頂きましたので少しお時間を頂戴致します。

先ず、私と慶応との関わり合いと言えば、やはり塾出身の父親の影響が大きかったと思います。父親が野球・蹴球の慶早戦を興奮気味に応援している姿を見て子供ながらに羨ましいと思ったのが起点のような気がします。最初は父親に言われ何となく私も慶応を応援していました。当時の白黒テレビではタイガージャージと対戦校のラグビージャージの見分けが難しかったですが応援の回数を重ねる毎に慶応カラーに染まっていたかもしれません。父親は決して教育に熱心と思いませんでしたが、今から思えば私が「慶応」に興味を持つように仕向けたのは父親だと確信しております。

「所沢三田会」に関しては、数年前に「所沢三田会入会のお誘い」が拙宅にも届き内容は概ね把握していました。ただ入会に関しては逡巡していました。私は親父譲りの無趣味で所沢三田会で紹介された同好会には、恐縮ですがどこも食指が動かず、たとえ入会しても皆さまとの共有する時間が持てないのではと考えたからです。

しかし3年前に一念発起して押し入れの奥に鎮座していた初代ゼクシオを引っ張りだし30年余ブランクがあったゴルフを再開しました。

後列の左から4人目が岩坂会員

「下手でもよい」とご慈悲あるお言葉を信じ、先日武蔵丘GCで開催された第41回所沢三田会定例ゴルフコンペに勇気を持って参加しました。勿論全く知らない方ばかりですが、初めてと思えないとても自然な雰囲気を作って頂いた参加された全ての皆様に改めて御礼を申し上げます。

左側が岩坂会員

真剣にプレーしましたが成績は振るわず、学生時代同様赤点クラスでした。内容は反省点があまりに多すぎてあまり覚えておりませんが、驚く事にニアピン賞の栄誉を頂く奇跡のショットもあり、初参加の私も本当に楽しめました。


懐古趣味ではありませんが、車・ジーンズ・家具等比較的古いものを好んで

使用しています。勿論、最初から古いものを使っておりませんでした。車も気に入った新車を乗り継いでいましたが、たまたま90年にある車を新車で購入しました。普通は数年経過すると他の車に買い替えをするのですが、この車が大変気に入りとうとう13年使いました。調べてみるとそのメーカーの古い年代の車に評判が良い車種が多いことに気づき、その後、車を買い替えるたびに年代が古くなり現在は89年式の車に乗っています。

 またかつて、燃料供給等にコンピューターを載せた走りのころの車にも乗っていましたが、ある日突然コンピューター不良の為、ドライブの途中に立ち往生した経験があります。その時より機械式の車種を探し、結局また更に古い現車に落ち着いた訳です。機械式であれば、故障・破損の程度にもよりますが、近くの修理工場に業者に依頼せずに自走で行く事が可能となると思っています。

 国を挙げてデジタル全盛の時代ですが、今でもアナログの力を私は固く信じております。信条と言うにはおこがましいですが、日々の使用に耐え飽きのこないモノは、仮に最初は多少高価な商品でも長く使えば結局は安価となり何より安心感があります。気に入ったモノを大切にする生活を心がけています。


 上記迄の話は遅筆である私が比較的スラスラと記しています。理由として考えられるのは本年10月17日に新会員が私だけにも関わらず、「顔合わせ昼食会」なるものを開催して頂きました。席上「所沢三田会」の内容を懇切丁寧にご教示頂き、私の方からも多少興味のある事をお伝えしました。その際、出席者の方が大変聞き上手若しくは引き出し上手の為、無趣味と固く信じていた私ももしかしたら少し趣味的な事柄を持ち合わせていたかもしれないと思いました。

右から2人目が岩坂会員

 今回、所沢三田会HP掲載のお話を頂いた時には、従前の私ではたとえ短い文章でも作成するには気が重いと感じていると思いますが、この時の話題を主に記しております。「顔合わせ昼食会」で私の引き出しを開けて頂いたご出席の大出会長、中原幹事長、松尾副幹事長、南幹事の皆さまに改めて御礼申し上げます。所沢三田会のフレンドリーな雰囲気が十二分に伝わり、早く色々な行事に参加したいと感じるようになりました。

 所沢三田会の皆さまには、先ずゴルフを皮切りとして、各同好会の醍醐味をご教示していただき無趣味な私の生活を脱したいと願っています。


 振り返れば父親と一緒に慶早戦観戦を基点として慶応に入学し、所沢三田会の皆さまと邂逅できた幸せを今感じております。

今後も末永くお付き合いいただきますようお願い申し上げます。


(感想)

 今回は、本年入会頂いた岩坂さん(S51商)に紹介記事をお願いしました。

記事の中で、事務局との顔合わせ(新入会員懇談会)の席はお一人でしたのでなるべく緊張感を避け自然体でとの気持ちが暗に伝わっていたことに参加した一人として大変嬉しく思います。

 その時の懇談中、趣味の質問に対し、「無趣味です」との返事から急展開となり、懐古趣味でない「古い物」への拘りの世界を持ちそれを実践されていることがよく分かりました。

 「古い家具」、「ビンテージもののジーンズ」、「古い車」等具体的な一つ一つの話をお聞きし、私自身もスクラップ&ビルトの日本の文化にへきへきとしていましたのでその価値観に共感を覚えました。又、是非続編をお願いできればと思います。

 今回「勇気を持って」所沢三田会に加入して頂き感謝申し上げます。

顔合わせの席での話から更に色々な引き出しをお持ちの様ですので是非当会での今後の活躍を期待しております。

                        記 松尾 基昭(S47経)

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