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柳瀬荘見学会に24名の参加

11月4日、所沢三田会地域貢献委員会の活動の一環として、電力王「松永安左エ門翁」の柳瀬荘(黄林閣)の見学を行いました。爽やかな秋晴れのもと、24名の参加がありました。所沢駅からバスに乗り30分程で柳瀬荘の駐車場に到着。石段を登り門をくぐって行くと、黄林閣の全景が見えてきます。



7年間管理に携わっているという管理人の針生清美さんから丁寧な説明を受けました。また、針生さんからは、見学会に参加している所沢三田会会員の熊本道夫さん(S30卒)が、松永安左エ門翁の妹さんの孫にあたるとのご紹介がありました。熊本さんからは、黄林閣で過ごした安左エ門翁との思い出話をしていただきました。


密を避けるために、3つのグループに分かれて見学しました。

先ず、最初に「久木庵(きゅうぼくあん)」という茶室を見学しました。

久木庵
久木庵

松永安左エ門翁は、小田原三茶人の一人で、自らを松永耳庵と名乗り茶人としても活躍した人です。久木庵では、各界から要人を招いて数々の茶会が催されていたようです。とても落ち着いた雰囲気の茶室でした。茶室の隣には書院造りの「斜月亭」があり、入り口には近衛文麿が書いた自筆の額が飾られていました。


竹林
竹林

竹林も整備され、雑木林の中を一周できる散歩道も作られていました。携わってきたボランティアの皆さんは、市民にも一般公開したいと管理者の東京国立博物館へ打診をしているようですが、何か事故でも起きたら保証できないとの理由で、一般公開にはなっていません。




最後に「黄林閣」の内部を見学しました。黄林閣は、昭和53年(1978)に重要文化財に指定されています。入り口を入ると広い土間があり3つ程のかまどがありました。地元の住民の手で定期的にかまどに火を入れ、害虫を燻して柱や天井の保存をしているそうです。

当日は、日大芸術学部による「柳瀬山荘と彫刻」展も開催されており、座敷や庭に作品が展示され、古民家とアートのコラボを鑑賞することができました。

彫刻
彫刻

ありがとうございました。


所沢三田会地域貢献委員会 当摩好子

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