角野武彦(S44商)
先日は大学時代の友人たちと上野の森の料亭で会食をしました。
入学して私が日吉に住んでいた時からとことん付き合った仲間(8人)であり卒業の年に私が勝手に「慶馬会」と名付けて都内での飲み会や一泊旅行を重ねてきた結果、知り合ってから今まですでに55年が過ぎました。
今回、すでに数年前に亡くなってしまったY君の奥方も参加しての再会でした。
趣味の一つ、カラオケで「♪ただお前がいい」(塾員の中村雅俊さんの歌)の曲を歌うとき、この亡くなったY君のことが思い出されて胸がつまるときが有ります。
大学入学と時を合わせたようなエレキギター・ブームや次々と世に出てきたグループサウンズの影響も有ってひたすらギターコードの練習をした時もありました。
そのお陰で、カラオケマシーンが普及する前はもちろん、今でも時々コード伴奏で唄を楽しんでいます。
高校時代から続けたスキーも毎年雪だよりを聞きながら北海道、東北、甲信越のスキー場はもちろん、スイスの銀行の日本現地法人に勤めて時には本場アルプスのダボス(スイス)でも山頂から麓まで滑り下りた経験もあります。まだ幼かった3人の子供たちをスキー場に連れて行きゲレンデの中腹から1人づつ抱えて滑ったりしたせいか、今では子供たちが孫たちをスキーに連れて行くようになりました。
英語関係では、現役時代は転職があったものの常に英語と縁があり、個人的に英検やTOEICを若者たちに混じって何度か受験もしました。もう完全に趣味として今でも毎朝NHKラジオの英会話を聞くのが習慣です。
ゴルフについては、社会人になってすぐに周りから勧められて始めました。プライベートのゴルフはもちろん、営業職時代は接待ゴルフにも熱心に取り組みました。
そして30才の時、会社の仲間に誘われて始めたテニスにすっかりハマり、その後44年間、テニスは今も飽きずに続けるライフ・スポーツになりました。当時は法人会員(会社)になっていた大泉学園のテニスクラブに毎週通いスピン系、スライス系のストローク、サーブ、ボレー、スマッシュなどを練習した後で、公式戦を重ねながらダブルスのフォーメイションも学びました。
有明での「松岡修造テニスクリニック」に参加した際は、全国から集まった100人以上のテニス好き達と共に修造さんや多くのプロたちのレッスンを受けました。終了後の打ち上げパーティーでの抽選会で私の番号は外れたのですが、最後に「松岡修造特別賞は角野さんです」、とサプライズ発表があり、当時 修造さんが契約をしていたYONEXのラケットをプレゼントされました。
「選ばれた理由は何ですか?」と尋ねたところ「とにかく良く走って、目立ちました!」、と修造さんらしいコメントを頂いたことは、今では良い思い出となっています。
平成元年に所沢市内でスタートしたテニス・サークルの会員は60人ほどの規模でメンバーの異動は有りながらもすでに30年以上活発に続けています。
毎週土・日と祝日に練習と試合を4時間、会員がせっせと北野運動場や総合運動場などの市営コートそして航空記念公園の県営コートを複数予約して協調性を重視しながらも真剣なプレーに取り組んでいます。
14年間務めたサークルの会長をやっと代わってもらい、顧問として運営に携わることになったので多少は気が楽になったところ、所沢市テニス協会からの依頼により常任理事を引き受けざるを得なくなりました。
市テニス協会は、毎年四季折々に大会を開催していて私も30年間、毎回のように参加してきましたが、サークルのメンバーも積極的に参加していて個人戦、団体戦とも優勝を含めて好成績を残してきています。
今年の市民大会は、コロナ禍の影響により初めて冬季、春季、夏季大会の3大会の開催を見合わせましたが、9月の全米オープン(世界四大大会)の再開と同様に、秋季市民大会も9月から10月にかけて原則無観客として開催しました。
各種目毎に多くのエントリーがあり熱戦が繰り広げられ、久しぶりの大会を無事に完了出来ほっとしています。
市民大会の会場を見渡すと、私がいつの間にやら、断トツの年長者になりました。出場するリーグも当初の(一般の部)から(ベテランの部:45才以上)そして今では(シニアの部:60才以上)と着実に(?)上がってきました。
シニアと言いながらも私より一回りも若い選手が参加してきます。(笑)
コンディショ二ングのためにジムに通いだしてからすでに20年が経ちますが、好きでなかった走り込みも行った結果、所沢シティマラソンでは最長のハーフ(21Km)を約20年間連続完走し、東京マラソンも運よく当選してフル(42Km)を走り切れたことは素晴らしい思い出になりました。
ここ2年間は(ファミリーの部)で孫1号に付き合って走りましたがやはり今年はシティマラソンが中止になり残念です。
これまで、色々な経緯を経て取り組んできた趣味ですが、今後とも出来る限り続けていける様努めたいと思っています。
角野武彦(すみの たけひこ)記
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